買付を入れたお客さんが迷ったら

住宅営業マンのあなたは、
お客さんが買付を入れた後に

気が変わってしまった経験がありますか?

 

僕はこんな経験をした事があるんですが、

 

そのお客さんは、
けっこう迷いに迷って、やっと買付を
入れてくれました。

 

僕もホッとして

「これで安心だ」

と思っていたんですが・・・

 

実は買付を入れた2日後に
そのお客さんからこんな電話を
もらったんです。

 

「石川さん、今チラシを見ていたら
近くに土地が売り出されて、

私たちの決めた土地よりもちょっと安いし
いいんじゃないかと思うんですが・・・」

 

僕は内心

「まいったなぁ」

「また振り出しに戻るかもしれない」

と、ちょっとビクビクしていました。

 

でも、そんな素振りをお客さんに
気付かれてはマズいと思い、

平静を装って、

「わかりました
時間がある時に見てみますよ」

 

と言って電話を切ったんですが、

 

いても立ってもいられなかったので、

 

もう日が暮れようとしていて
辺りが暗くなってきた様な時間
だったんですが、すぐにその土地を
見に行きました。

 

で、実際見てみると

日当りがあまり良くなかったり、
道路と少し高低差があったりという感じで

 

どうひいき目に見ても
買付を入れた土地の方が良かったんです。

 

ただ、そのままお客さんに伝えると
いかにも買付を入れた土地を押し込もうと
している様に聞こえてしまうので、

その言い方には細心の注意を払いました。

 

「今その土地に来ているんですけど、
なかなか良さそうですね」

 

「ただ、南側の家の土地の方が少し高く
なっているので、ちょっと日当りが気に
なるかなぁって感じです」

 

「それと、ちょっと道路よりも土地が
高くなったいるので、外構工事が
数十万円は高くなってしまいそうですね」

 

「僕はどちらでもいいと思いますが、
どうしましょうか?」

 

という感じです。

 

実は、この時お客さんから電話をもらって
30分後くらいにこの返事をしたんです。

 

そうしたら、お客さんには

「さすが、石川さん」

と言われました。

 

まずは、この早い動きで
お客さんに安心してもらい、より信頼を
深める事を考えて、

 

その後の説明で、こちらはあくまでも

 

「どちらでもいいんですよ」

 

という態度でいる事で、お客さんは僕の
アドバイスを全面的に聞き入れてくれる
訳なんです。

 

いかがでしょうか?

 

土地は高い買い物だし、そこに一生
住むかも知れないとしたら、

やっぱり誰でも気持ちが不安定に
なったりしますよね。

 

そんな時に、何があってもしっかり
お客さんに寄り添ってあげる気持ちが
無いと、お客さんは逃げてしまうかも
知れません。

 

僕は本当にこの時は、

「最悪、振り出しに戻っても仕方ない」

「それよりも、お客さんが後悔しない
様にしてあげなければ」

という覚悟をしていました。

 

どんなに売れる様になって、たくさんの
お客さんを担当する様になっても、

一人一人のお客さんを大事にする心は
忘れないで欲しいと思います。

 

決して綺麗事ではなく、

本当にお客さんを大事にした方が
仕事が楽しくなるからなんです。

 

覚えておいてください。

 

それでは、また次回をお楽しみに。

 

今回も最後までお読み頂きまして
ありがとうございます。

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